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地域によってこんなに違う!節分の風習

2月3日は節分ですね。近年ではホテルや百貨店などで、趣向を凝らした豪華な「恵方巻き」も販売されていますが、お子様との「豆まき」が楽しみというご家庭も多いかと思います。
歴史ある日本の行事の節分ですが、実は地域によって風習が違うのをご存知でしょうか?そこで今回は特色ある節分の風習について、地域別にご紹介いたします!

目次

  1. 【北海道・東北・信越地方 他】豆まきは大豆でなく…
  2. 【群馬県 鬼石地域 他】福も鬼も招き入れる!
  3. 【四国地方 他】「こんにゃく」でデトックス!?
  4. 【近畿地方 他】「鰯」の匂いで鬼を追い払う!
  5. 【関東地方 他】寒い冬の行事食「けんちん汁」で温まろう!

【北海道・東北・信越地方 他】豆まきは大豆でなく…


豆まきで投げる豆の定番は「大豆」ですが、北海道・東北・信越の一部では「落花生」が使用されます。
雪国では落花生の方が雪の上でも拾いやすく、衛生的で食べ物を粗末にしないで済むという理由だそうです。

【群馬県 鬼石地域 他】福も鬼も招き入れる!


鬼が石を投げてできた町といわれるこちらの地域では、豆まきで「福は内、鬼は内」という掛け声をします。
他にも鬼を祀る神社・お寺や鬼が付く苗字の多い地域でも、「鬼は内」と鬼を招き入れる掛け声が選ばれています。

【四国地方 他】「こんにゃく」でデトックス!?


食物繊維の豊富なこんにゃくは、食べると体の掃除をして毒素を出してくれる「胃のほうき」といわれていました。
大晦日や節分、大掃除の後には体内に溜まった砂を出す「砂おろし」のため、今でも四国地方をはじめとする各地でこんにゃくが食べられています。

【近畿地方 他】「鰯」の匂いで鬼を追い払う!


鬼を追い払うために焼いた鰯の頭を柊に刺した「柊鰯」をご存知でしょうか?
近年ではあまり見かけなくなった風習ですが、いまでも近畿地方などでは邪気を払うために節分で鰯を食べるご家庭も多いようです。

【関東地方 他】寒い冬の行事食「けんちん汁」で温まろう!


関東地方では節分にけんちん汁が振舞われ、大豆を入れて食べる地域もあります。
けんちん汁は恵比須講や初午など冬の行事食として親しまれるものですが、家庭からこうした行事がすたれてしまったため、節分にけんちん汁を飲む風習が残ったそうです。


子供の頃から慣れ親しんで行なっている節分の風習も、パートナーにとっては当たり前ではないのかもしれませんね。
日本の大切な伝統行事である節分。皆様のご家庭ではどのように楽しまれますか?

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