COLUMN

乳幼児期が大切に!家族みんなが健康的な食事をとるためのヒント

ご夫婦二人だった時は、お互いの食べたい物・飲みたい物中心の食生活だったというご家庭も、
新たな命を授かってから、そしてベビーの離乳食がはじまってから、
改めて栄養バランスについて勉強しなきゃ!と考える方も多いかと思います。

毎日を生き生きと過ごすのに大切な健康には、適度な運動に加え、
栄養バランスの良い食事が欠かせませんね。
今回は年代別に、栄養バランス良い食事をとるためのヒントをまとめました!

目次

  1. 乳児期:離乳食で、食事に慣れていこう!
  2. 幼児期:食事の楽しさを体験しよう!
  3. ティーン期:きちんと栄養がとれているかサポートを
  4. 大人:食べ過ぎに注意して!
  5. シニア:食事量と栄養バランスを考え、賢く選択を
  6. おわりに

乳児期:離乳食で、食事に慣れていこう!

母乳やミルクだけで大きくなってきた小さなベビーも、
生後6ヶ月ごろになると離乳食をはじめます。

大人の食事をじっと見ていたり、欲しそうによだれを垂らしていたり。
ご飯に興味ある様子は、離乳食を口にする準備が整ってきたサインです。

離乳食はベビーの成長に合わせ、適切な量と固さになるように調理します。
日本では消化の良いお米をトロトロにした、10倍粥からはじめるよう
自治体の講習や育児書で習いますね。

はじめはとろとろのピューレ状から「食事をすること」や「味」に慣れていきますが、
徐々に「噛むこと」を学べるように、小さく柔らかなものから少しずつ大きく
歯茎で潰して食べられる物をあげてみましょう。

ベビーの時期にさまざまな味や風味にふれる経験は、今後の食生活の基盤になっていきます。
とはいえアレルギーの心配などもあるので、一気に色々な物をあげる必要はありません。
また手間暇かけて作った離乳食をなかなか食べてくれない・・・なんて悩みもよくききますね。

初めての離乳食は手探りで大変かもしれませんが、ベビーのペースに合わせて、
「いつかは食べるようになる!」という気持ちで焦らず進めて行きましょう。

幼児期:食事の楽しさを体験しよう!

食べられるものが増える幼児期ですが、イヤイヤ期で好き嫌いがはっきりしてきて、
偏食・少食に悩むご家庭も多いかと思います。

そんな時期に是非ともトライしてみていただきたいのが、
「一緒に作って食べる」という体験をたくさんしてみることです。
お子様と一緒に買い物に行き、調理して、食事をするという時間を一緒に過ごすことは、
食べることや栄養への興味を深めるきっかけになるだけでなく、
家族の絆を深める良い時間になりますよ。

またこの時期には特に、お子様のお手本となるパパママも、食べるものには要注意!
小さな子供は、大人をよく観察しています。大好きなご家族が、ファストフードやスナック菓子ばかり
食べていたら、お子様が栄養バランス良い食事を自ら選ぶようにはなりませんよ。

小さなお子様の「お手伝い」が「調理の戦力」になるまでは少し時間がかかりますが、
一緒に楽しく料理をして食べることで、食への興味と理解を育んであげてください。

ティーン期:きちんと栄養がとれているかサポートを

お子様も10代になると、健康でいるためには栄養バランスが大切なことはわかってきます。
しかし食の好みが偏ったりダイエットをしたり、また外食の機会が増えたりと、
理想的な食事をとってくれるとは限りません。

成長期で食べる量も多くなってくると、一日3食では足りないというお子様も多いです。
そんな時のため、手軽に栄養を取れる食事を用意しておきましょう。
様々な食材をまとめて食べることができるスープやサンドイッチ、具沢山のおにぎりなど、
空腹タイムに備えて作り置きしておくのも良いですね。

体の成長とともに必要な栄養の量も増加しますが、10代の子供達は感情面で不安定になりがちです。
食べ過ぎたり食事を抜いたり、不健康な食事パターンになり過ぎないように見守ってあげましょう。
継続して、ご家庭ではリラックスして楽しく食事ができる環境を整えてあげてくださいね。

大人:食べ過ぎに注意して!

お子様の食事ばかり気に取られ、ついつい自分のことは忘れがちになっていませんか?
歳を重ねるにつれ代謝が落ちていきますので、食事を見直すべきは実は大人の方だったり。

生活スタイルは変わらずとも、年々必要なカロリーは少なくなってきます。
しかし古くからの食習慣からは、なかなか抜け出しづらいこともありますね。

一気に食事量を減らしたり食べるものを変えるのは難しいので、
まずは食べ方に工夫してみましょう。同じものを食べるのにも、
一口ずつよく噛んで味わうことを心がけるだけで、満腹感や満足感が変わってきますよ。

今の自分にあった栄養はどのくらいなのか、何に気をつけるべきなのか。
改めてご家族で考え直しても良いですね。

シニア:食事量と栄養バランスを考え、賢く選択を

さらに歳を重ねていくと、味の好みが変わったり、食欲も減ってきたりします。
必要なエネルギー量は減りますが、健康に長生きするためには
バランス良い食事をとることがますます重要に。

毎日バランス良く食事を用意したり摂取するのが大変な場合は、
プロが栄養バランスを計算したメニューが届く宅食や、不足しがちな栄養補給に
サプリメントをうまく取り入れるのも一つの手です。

また健康のためには食事だけでなく、適度な運動も欠かせません。
水分もしっかりとるようにしてくださいね。

おわりに

まずは家族一人ひとりが、栄養について考えられるようになると良いですね。
また食べるものも大切ですが、何よりも大事なことは食事自体を楽しむことです。
ぜひ食事を楽しむ環境作りも工夫してみてください!

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