COLUMN

風邪を引いても家族に移さないために、やっておくべきこと

風邪をひいたことがないという人はめったにいません。
咳が出るくらいならちょっと安静にしていればいいかな、と思いがちですが、
大切な家族に移してしまったら大変です。

特に小さな子どもは予防もしにくく、さらにそこから誰かに移ったりと、風邪の連鎖が心配…。
そこで今回は、「風邪をひいても家族に移さない!」をテーマにまとめます。

目次

  1. 風邪ってどういう病気?ひきやすい人はどんな人?
  2. 風邪を移さないために気をつけたいこと
  3. 子どもにマスクをつけてもらうコツ
  4. おわりに

風邪ってどういう病気?ひきやすい人はどんな人?

風邪の症状は熱、咳、鼻水、くしゃみ、喉の痛みなどで、ほとんどの場合自然に治ります。
原因の大半はウイルスで、残念ながらウイルスを撃退する薬はありません。

不快な症状を和らげる、例えば痰が出る場合は痰切りの薬、
熱を下げたい場合は解熱剤が処方されることはよくあります。
よく耳にする抗生剤は、細菌感染に有効な薬で、代表的な病気は溶連菌や気管支炎。
つまり風邪を治す薬はありません(ただし細菌感染が合併した場合は抗生剤が必要)。

風邪をひきやすい人の傾向としてよく言われるのが、運動不足や不規則な食生活。
でも、アスリートだって風邪はひきます。
風邪の原因になるウイルスはなんと400種類以上あると言われています。
これだけあると、いつか何かに感染してしまうのは避けられませんね。

ウイルスに感染しても、身体の抵抗力が強い人は発症しなかったり、
発症しても症状が軽く治ったりすることはあります。
冬の風邪ウイルスは低温で乾燥した空気で活発になりやすいので、身体を温かくしたり、
乾燥を避けたりといった心がけだけでも十分予防できます。
また、ちょっと風邪っぽいと感じたら身体を休めるなど、自分の身体の変化に気を配ることも
症状が軽くすむために大切なことです。風邪をこじらせないことは、まわりの家族のためでもあります。

風邪を移さないために気をつけたいこと

それでも風邪をひいてしまったら…、自分の身体を労わりつつ、
とにかくまわりの人に移さないように注意しましょう。
家の中でもマスクをする、タオルを自分用にする、
歯磨きは飛び散らないように注意するなど意識しましょう。

ウイルスの感染経路は「接触感染」がほとんどです。
風邪をひいている人がくしゃみや咳をすると、鼻水や唾液の飛沫はおよそ2メートル先まで飛び散ります。
風邪を引いた人が鼻をこすった手で触ったもの、ドアや水道の蛇口、
電車のつり革などを触った手で何かを食べたり目をこすったりすることでも感染してしまいます。

ウイルスの飛沫から身を守るには、まずは手洗いうがいです。
家ではタオルとうがい用のコップは家族で共用せず分けてください。
手洗いをしたあとにアルコール消毒をすることもおすすめします。

また、冬は部屋の乾燥にも気をつけましょう。
加湿器を使って湿度は50%〜60%に保ち、ときどき換気することも忘れずに。
小さな子どもの場合、うがいは難しいかもしれません。風邪が流行っているときは人混みを避ける、
出かけるときはお手拭きやアルコール除菌などを持ち歩くなどの対策をしっかりしましょう。

子どもにマスクをつけてもらうコツ

最後に、子どもにマスクをつけてもらうコツをいくつかご紹介します。
子どもはマスクを嫌がりますよね。大人でも苦手な人もいるくらいですから…。

マスクには「ガーゼマスク」と「不織布マスク」がありますが、
やはり衛生面で考えると使い捨ての「不織布マスク」がおすすめです。

子ども用マスクには匂いつきだったりキャラクターのデザインだったり、
様々な工夫がされているものがあります。
気づいたら落としていた!鼻水が付いて使えなくなった!なんてこともよくあるので、
個別包装になっているものをいくつかバッグに入れておくといいでしょう。

「不織布マスク」の独特の匂いを嫌がるお子さんもいます。
その場合は「ガーゼマスク」でもいいと思います。近頃は手作りをする人も見かけますね。
可愛いガーゼ生地で、子どもにぴったりあったサイズで用意してあげてもいいと思います。

マスクをすると病気にならないよ!マスクをするとかっこいいよ!
ママと一緒だね!などの声がけも忘れずに。
マスクをしているときは飴をなめていい約束にすれば、マスクの匂いも気にならずにすみますね。

おわりに

いかがでしたか?風邪が流行るこの季節、家族で元気に乗り越えましょう。
もし風邪を引いてしまっても、これ以上広げない!を意識して過ごしましょう。

RECOMMEND おすすめコラム