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ブライダルチェックって何をするの?気になる内容や費用まとめ

「ブライダルチェック」という言葉を聞いたことがありますか?
結婚を考えている2人にはぜひ知っておいてほしいこと。
将来子どもを望んでいるなら女性だけではなく、男性も!
具体的にどんなことをするのか?費用などについて詳しくお伝えします。

目次

  1. ブライダルチェックとは
  2. 女性のブライダルチェック、その内容と費用は?
  3. 男性のブライダルチェック、その内容と費用は?
  4. ブライダルチェックは必要なのか

ブライダルチェックとは

ブライダルチェックとは、自分の身体が子どもを作れるかどうかを調べる検査です。
よって、女性も男性も、妊娠出産に関わる器官について検査を行います。
ブライダルチェックという言葉が一般的になってしばらくは女性だけが対象というイメージでしたが、
近年不妊問題がいろいろなメディアで取り上げられるようになり、
男性不妊についても正しく認識されるようになりました。

ですから最近ではブライダルチェックは男女ペアで受けることが増えています。
妊娠できるかどうかを知り、もし不妊の原因となる状態が見つかったとしたら
少しでも早く治療を行うことが大切です。

女性のブライダルチェック、その内容と費用は?

まず女性のためのブライダルチェックについてご紹介します。
検査項目は受ける医療機関によって多少異なりますが、
一般的には血液検査、感染症検査(おりもの検査)、子宮がん検査などになります。
受けたい検査がある場合は事前に医療機関のホームページなどでチェックするといいでしょう。

受診するのは婦人科、産婦人科です。まずは問診票に必要事項を記入します。
悩むような項目はないかと思いますが、初潮の年齢や最近の月経開始日など、
あれ?いつだっけな?と思うような項目はあらかじめ確認しておくといいかもしれません。
最近では生理周期や基礎体温を記録するアプリが便利ですね。
子どもを望むならこの機会に始めてみてもいいかも!

問診の次に各検査が始まります。代表的な検査は子宮や卵巣などをみる内診や血液検査などです。
婦人科の内診は初めてだとドキドキしますね…。
でもこの先妊娠、出産では必ず行うものですから、予行練習だと思って!
痛みはありませんので、少しの間がまんしてくださいね。

内診では膣、子宮、卵巣の状態を、超音波やエコー、触診などで確認し、
おりものを採取して感染症検査を行います。
子宮頸がんや性感染症に関する検査も行う場合もあります。

膣に器具を挿入するので女性医師を希望する方が多いと思います。
事前に医療機関に問い合わせてみてください。

血液検査では様々な病気の有無がわかります。
妊娠に影響がある病気について、代表的なものをあげると、以下のようなものがあります。

・B型肝炎、C型肝炎:母子感染の可能性あり
・風疹の抗体値:妊娠初期に感染すると流産の危険性あり
・おたふく風邪:妊娠初期に感染すると流産の危険性あり

また、子宮ガンや乳ガンなどはオプション検査になっている場合も多いですが、
この機会に受けておくのもいいと思います。

これらの検査費用ですが、検査項目にもよりますが一般的な項目で2万〜5万円ほどです。
保険診療適用外の検査なので医療機関によっても異なります。

男性のブライダルチェック、その内容と費用は?

男性の場合は主に泌尿器科で検査を行います。
まずは問診票で生活習慣などの簡単なチェック項目を記入します。
検査内容は、血液検査と尿検査、精液検査、超音波検査などで、
女性に比べると短時間で終わります。女性同様、痛みを伴うような検査はありません。

精液検査がどのようなものか、受診する医療機関に問い合わせれば詳しく説明してもらえます。
プライバシーの守られた検査室で精液を採取し、精子の数や運動量、形状などをチェックします。
精子の状態が良くない場合は、生活習慣を見直すことで改善されることもあるようです。
子どもを作るためでもあり、同時に本人の健康のための検査でもあります。

検査費用は女性同様保険適用外となります。2万円くらいが一般的なようです。
精液検査だけなら自宅で簡単に検査できるキットもありますよ。

ブライダルチェックは必要なのか

子どもを望む望まないに関わらず、ブライダルチェックは
自分とパートナーの身体に向き合ういい機会です。
検査の結果、妊娠しにくいとわかっても自然に妊娠することもあれば、
身体的には何の問題がなくても妊娠しない場合もあります。
赤ちゃんは授かりものと言いますが、本当にその通りだと思います。

大切なことは夫婦でたくさん話し合うこと。
必要であれば早めに医療機関を受診すること、お互いの健康状態に気を配ること。
ぜひブライダルチェックについて、大切なパートナーと話し合ってみてくださいね。

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