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マタニティマークはつける?つけない?マタニティマークで防げる外出時のリスクとは

妊婦であることを知らせる、マタニティマーク。
妊婦の方は全員つけるものだと思いきや、様々な理由でつけない妊婦の方もいらっしゃるんです。
マタニティマークはつけた方が良いのか、つけない方が良いのか。
マタニティマークにまつわる事情とマタニティマークの活用方法を特集します。

目次

  1. マタニティマークの意味
  2. マタニティマークをあえてつけない理由とは
  3. 妊娠中、外出時に起こりうるリスクに備えよう
  4. 車に付けるマタニティマーク
  5. マタニティマークは緊急時に重要なアイテム

マタニティマークの意味

そもそもマタニティマークとは、厚生労働省の国民運動計画「健やか親子21」推進検討会にて、
妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保を目指して発表されたもの。
2006年に作られ、各自治体で母子手帳と一緒に無料でもらうことができます。
また、電車の駅でも申し出ればもらえる場合があります。
最近では、ロゼットを手作りでつけてマタニティマークをおしゃれにアレンジする
妊婦さんも増えていますね。

マタニティマークをあえてつけない理由とは

ただ、3割ほどの妊婦さんはマタニティマークをあえてつけないのだそう。
その理由は様々で、「電車で席を譲ってもらったり、
サポートしてもらったりすることがなくメリットを感じない」と言う声や、
「舌打ちされたり嫌味を言われた」とマタニティマークが逆にネガティブに働いてしまうことも。

また、職場等での不妊治療中の女性への配慮や、
未婚の女性から「ママアピールしている」と思われたくないと言う意見もありました。
実際に被害を受けていなくても、SNSでこういった情報を目にして怖くなり、
マタニティマークをつけるのをやめてしまった方もいるようです。

妊娠中、外出時に起こりうるリスクに備えよう

一方で、荷物を持ってくれたり、電車やバスで席を譲ってくれたり、降りるサポートをしてくれたりと、
マタニティマークをつけることによって様々な優しさを感じた方が多いのも事実。
また、緊急時に妊婦であることをいち早く伝えることで、
母子手帳を見てもらったり産婦人科のある病院に搬送してもらったり等、
正しい対応を取ることができます。

妊娠中はふらつきや立ちくらみの症状が起こりやすく、
場合によっては動悸・息切れを感じることがあります。
ホルモンの影響で関節が緩み腰に負担がかかるので、腰痛に悩む方も。
妊娠初期は吐き気や倦怠感がありますし、お腹が大きくなれば足元が見にくく、
体のバランスを崩しやすくなります。

こういった体調の変化に備えて、
周囲に妊婦であることを知らせるマタニティマークをつけておくことも重要です。

車に付けるマタニティマーク

実は、マタニティマークには車用があるんです。
車に直接貼り付けるステッカータイプや、吸盤がついていて車の窓に貼り付けるタイプがあります。
通常のマタニティマークと同様、自治体に行けば無料でもらえるようです。
その他、マグネットとセットで販売しているものもあります。

通勤や買い物で車を使用することが多い方は、ぜひこちらも活用してみてください。

マタニティマークは緊急時に重要なアイテム

マタニティマークで周囲に妊娠を伝えることは、緊急時にとても役立ちます。
妊婦さんが普段持ち歩いている母子手帳には緊急連絡先やかかりつけの医療機関等が記されていますが、
もし倒れてしまった時に妊婦であることが伝わっていないと、
母子手帳を見つけてもらえないかもしれません。

中には嫌がらせを受けてしまうこともあるようですが、
ぜひマタニティマークを活用してリスクに備えてくださいね。

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