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20代でも乳がんになる!?早期発見で完治できる!?乳がん検診が絶対必要な理由

乳がん検診は何歳になったら、どんなタイミングで受ければいいの?
気になってはいるけれど、怖そう、痛そう…。今回はそんなお悩みに答えるコラムです。
女性は全がんの中で乳がんの罹患率が最も高く、11人に1人は乳がんと診断されています。
(出典:国立がん研究センター「がん情報サービス」がん統計)

それでも、他のがんの死亡率で見ると乳がんは1位ではないわけですから、
治る確率があるということです。肝となるのが、「早期発見」なのです。
このコラムが、乳がん検診に行くきっかけになってもらえたらと思います。

目次

  1. 乳がんとはどんな病気か
  2. 乳がん検診ではどんなことをするの?
    1. 触診
    2. 超音波検査
    3. マンモグラフィ
  3. おわりに

乳がんとはどんな病気か

有名人や芸能人が乳がんになったことを公表することがあります。
それによって、乳がんがどんな病気なのか、治療や手術、
その後の生活がどのようになっていくのかはなんとなく知っていると思います。
ここでは詳しい症状の説明はしませんので、ぜひ、ご自身で詳しく調べてみてください。

まだ若いから大丈夫と思っていませんか?
乳がんは20代で罹患することもある、
思った以上に身近な病気であることを知っておく必要があります。

乳がんの9割は乳管という、赤ちゃんにおっぱいを作って与える組織(乳腺組織)の一部にできます。
乳腺は乳房にたくさん張りめぐらされているので、
そのどこかに悪性の腫瘍ができてしまうと、乳がんと診断されます。

代表的な症状に「しこり」があります。
おっぱいを触るとコリコリした丸い塊を感じたら、それがしこりの可能性があります。
ただし、生理前に胸が張ったり痛みがある人もいますから、自分で判断するのは難しいかもしれません。
気になる症状があるならすぐに婦人科に相談しましょう。
今気になる症状がなければ安心というわけではありません。
定期的に乳がん検診に行くことを忘れないでください。

乳がん検診ではどんなことをするの?

乳がん検診では触診、超音波検査、マンモグラフィの3種類の検査があります。
超音波検査とマンモグラフィは同時に行ったりどちらか一方だけの場合もあります。
それぞれの特徴をまとめます。

触診

医師が直接乳房を触り、しこりがないかどうか、
乳頭などに異常がないかどうかをチェックします。痛みはありません。

超音波検査

乳房に超音波をあて、乳房の中の様子を診察します。
滑りやすいようにジェルをのせ、優しく乳房全体に機器を滑らせます。痛みはありません。

マンモグラフィ

乳房のレントゲン撮影を行います。
丸い乳房をなるべく平面に近づけて撮影するため、乳房を押しつぶすような撮影方法になります。
これが「おっぱいが潰れて痛い」と言われることがある実態です。
乳房の大きさや形によって個人差もあり、我慢できない痛みかどうかなど
検査技師がフォローしてくれますから、安心して受けてください。
超音波や触診ではわからない小さなしこりやがんを見つけることができます。

乳がん検診は40歳を過ぎたら定期的に受けることが推奨されているため、
自治体によっては一定のタイミングで検診票が届きます。
その場合は忘れずに行ってください。

先述のとおり20代、30代でも罹患する可能性がありますので、
40歳を待たずに、ご自身で検診を受けることをおすすめします。
特に、近い親戚に乳がんになった人がいる場合は定期的な乳がん検診は必須です。
近親者に乳がん患者がいる(いた)ことを医師に伝えましょう。

費用ですが、40歳以上であれば自治体から助成がある場合もあるので
ホームページなどチェックしてみてください。

自費の場合は医療機関によっても差がありますが、
超音波検査とマンモグラフィを両方受けて10000円前後のところが多いと思います。
乳がんは早期発見で完治する可能性が高いですから、
発見が遅れて治療費がかかるよりは断然安いですよ!

おわりに

いかがでしたか?乳がんは若い世代でもかかる身近な病気です。
大切な家族のためにも、定期的に乳がん検診を受けましょう。

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